肌の表面でなく、肌内部が乾燥しているインナードライ肌は油分はあるけど水分が足りていない状態です。
顔がテカリやすかったり、鼻だけオイリー肌で頬は乾燥している混同肌な人は【インナードライ肌】である可能性がとても高いのです。
インナードライ肌を放置すると紫外線とブルーライトの影響を受けやすいためにくすみやすかったり、肌のたるみや毛穴の目立ち、ハリがなくなるのでシワが出来やすく老け顔になりやすいのです。
いつまでも若々しい肌でいたいなら、インナードライ肌を放置してはいけません!
肌内部の水分が奪われると、きちんとした保湿ケアがなければ、自力で潤わせることは困難です。
この記事ではインナードライ肌になる原因と、インナードライ肌を治す保湿スキンケアを紹介します。
インナードライ肌の原因になることを止め、インナードライ肌向けの正しい保湿ケアをしていきましょう♪
インナードライ肌とは?

肌内部がカラカラに乾燥しているインナードライ肌は、肌表面がベタベタしやすい。
インナードライ肌は肌内部が乾燥している状態で、油分はあるけど水分が不足しています。
水分が不足している為に皮脂の分泌が過剰になり、テカリやすくなります。
肌の表面は汗や皮脂でベタついているので、一見すると乾燥肌とは無縁そうな「オイリー肌かな?」と勘違いしてしまいますがオイリー肌のケアをするとインナードライ肌が悪化してしまいます。
オイリー肌用のケアでは保湿が足りないため、肌内部の乾燥がどんどん進行していき、気づけば年齢よりも+10歳老けて見られるようになってしまいます。
特に秋はインナードライ肌になりやすく、夏の皮脂や汗の分泌によって肌内部の水分が奪われ、さらに秋の乾燥する気候によって悪化します。
「冬でも皮脂が過剰に分泌される」
「なんだか肌の奥がつっぱる感じがする」
など、心当たりがある方は以下のインナードライ肌のチェック表を確認し、あてはまるものがあればインナードライ肌を治すための保湿ケアをしていきましょう。
自分がインナードライ肌かチェックしてみよう!

自分はインナードライ肌なのかチェックしてみよう。
自分がインナードライ肌か、以下の項目に当てはまることはないかチェックしてみましょう。
1つでも当てはまればインナードライ肌を疑い、ケアをしていく必要があります。
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- 肌がたるんできた
- 毛穴が目立つ
- 鼻のテカリがひどい
- Tゾーンは脂っぽく頬は乾燥している
- ハリがなくなってきた
- 疲れた顔に見える・見られる
- 肌のくすみが気になる
- 洗顔後に肌がつっぱる
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インナードライ肌になってしまう原因を知ろう

インナードライ肌になる原因を知って対処すれば後で紹介する保湿ケアも効果が出やすくなります。
インナードライ肌になってしまう原因に【間違ったスキンケアをしてしまっている】ケースが考えられます。
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- 過剰な洗顔
- あぶら取り紙で皮脂を取り過ぎている
- 熱湯、勢いのあるシャワーで洗顔後のすすぎをしている
- 保湿成分が浸透するまえに乳液・クリームを塗ってしまう
- 秋に保湿ケアが出来ていない
[/aside]思い当たることがあればインナードライ肌になる行為を止めるようにしましょう。
インナードライ肌になる原因を解消すれば、後で紹介するインナードライ肌の人向けの保湿ケア方法も効果が出やすくなります。
過剰な洗顔やあぶら取り紙で皮脂を取り過ぎているケース

テカリが気になる時はあぶら取り紙を使うよりも、皮脂を吸着してメイク崩れを防止するルースパウダーを使うと良いですよ♪
もともと皮脂は肌を守るための大切な成分です。
だけどベタベタしたり化粧が崩れる原因になるので、取り除きたくなるんですよね。
しかし、肌を守っている皮脂を洗顔やあぶら取り紙で過剰に奪っていけば、肌が乾燥状態に陥りやすく、弱った肌を守るために余計に多くの皮脂が分泌されてしまいます。
だから一生懸命皮脂を取り除いても“イタチごっこ”になってしまうんです。
洗顔はせめて1日1~2回にとどめ、あぶら取り紙も1枚だけ、それかティッシュペーパーで拭き取るなど、過剰に皮脂を奪わない工夫をしてください。
また洗顔時やあぶら取り紙を使用する際に擦らないようにしましょう。
擦ることで肌に刺激を与えれば、肌の表面が炎症を起こしてしまい、内側にある水分が奪われていってしまいます。
これらに気をつけながら正しい保湿ケアが出来れば、鼻のテカリや過剰に出てくる皮脂が治まってきます。
熱湯シャワーで洗顔しているケース

シャワーで直接顔を洗うのは厳禁!毛穴が開いてしまいます!
洗顔後のすすぎに使うお湯は38度が適温と言われているので、40度以上の熱湯で洗うと肌が乾燥しやすく、さらに毛穴も開きやすくなります。
また、シャワーで直接顔を洗うのも厳禁です。
シャワーの勢いのある水圧によって、肌に刺激を与え、毛穴の開きや肌トラブルを起こしてしまいます。
シャワーで洗うにしても水圧を弱めにしたり、手のひらにぬるま湯を溜めてすすぐようにしましょう。
保湿成分が浸透出来ていないケース

インナードライ肌の保湿ケアは化粧水がカギ!しっかり浸透させていますか?
インナードライ肌に限らず、化粧水からしっかり保湿成分を浸透させなければ保湿効果は得られません。
特にインナードライ肌の場合は、肌に油分はあるけど水分がない状態になっています。
なので油分のある美容液・乳液・クリームよりも、化粧水から補う保湿ケアが重要なのです。
基礎化粧品の中でも唯一水分を肌に浸透できるものが化粧水なので、インナードライ肌の疑いがある人は化粧水をしっかり浸透させましょう。
さらに、化粧水が浸透するまでの時間は3分と言われているので、3分間待つ必要があります。
ただしそのまま待つだけだと乾燥しやすいので、ハンドプレスなどで肌を抑えるようにすると潤いが奪われにくくなります。
ハンドプレスで浸透が悪ければ、コットンに化粧水を沁み込ませてコットンパックをしてみたり、保湿ケア重視(※美容液ではなく化粧水が沁み込んでいるもの)のシートマスクを使うのもおすすめです。
しっかり浸透させた後、油分の入った美容液・乳液・クリームで浸透した水分が逃げていかないようにしましょう。
1年の中でも秋はインナードライ肌になりやすい

1年の中で秋はもっとも肌が乾燥する季節。秋こそ保湿ケアはしっかりと!
1年の中でも秋はインナードライ肌を作りやすいので、秋こそ保湿ケアを強化してください。
夏の間に受けた日焼けが気になって美白ケアがしたくなったりもしますが、美白ケアは美容液で補うとして、基本は保湿ケアをベースにしましょう。
なぜ、秋にインナードライ肌が起こりやすくなるかと言うと、紫外線ダメージはもちろん、夏の間に皮脂や汗が大量に出ていたため、肌の内側の水分がカラカラになってしまっているからなんです。
秋に保湿ケアをしっかりしなければ肌を守るために冬でも皮脂が過剰に出てしまいます。
そうならないためにも、肌の内側に水分が保持できるよう、正しい保湿スキンケアを行ってください。
インナードライ肌な人のための正しい保湿スキンケアはコレ

インナードライ肌は肌表面よりも肌内部の水分保持を考えて保湿ケアをしましょう♪
インナードライ肌の原因になるスキンケア方法を改め、正しい保湿スキンケアを実践していきましょう。
一見オイリー肌に見えるインナードライ肌で保湿ケアをするポイントは、【油分を取るケアではなく、足りていない水分を補うケア】をすることです。
なので乳液やクリームなどの油分で保湿するよりも、化粧水からの保湿が重要となってきます。
特に保湿成分は肌内部の水分を保持してくれるものを選ぶ必要があり、肌表面だけを潤わすセラミドや浸透しにくいヒアルロン酸だと物足りない保湿ケアとなってしまいます。
インナードライ肌にぴったりの成分も含め、正しい保湿ケアをクレンジングからクリームまで手順に沿って紹介していきます。
肌に必要な潤いを奪わないクレンジングと洗顔料を選ぼう
クレンジングや洗顔を洗浄力の強さで選ぶと、肌に必要な皮脂はもちろん、水分まで奪ってしまいます。
また、顔の皮膚は薄いので、界面活性力の強いクレンジング剤や洗顔料だと肌の角質までも奪われてしまうので注意が必要です。
特にインナードライ肌の場合、皮脂が過剰に出ているため、洗浄力の強いものを選びがちです。
クレンジングはメイク落ちも良く肌に優しい【ジェルタイプ】、洗顔料は界面活性剤が弱い者の皮脂汚れをしっかり吸着する【クレイタイプ】がベストです。
[aside type="normal"]クレンジングに関しては、メイクによってもっと肌に優しいものにすることが出来ます。
メイク落ちの良いファンデーションを使っていればミルクタイプにすると、より肌に優しくメイクオフが出来ます。[/aside]
ジェルタイプのクレンジングの中でも【花綸肌潤(かりんきりん)】は、メイク落ちの良さ・肌への優しさを兼ね揃え、さらにインナードライ肌の方が気になる毛穴ケアもしっかり行ってくれるのでおすすめです。
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こんにゃく由来のマンナンスフィアがスクラブ効果を発揮し、メイク汚れだけでなく、毛穴のざらつきや毛穴の詰まりをしっかりオフしてくれます。
ちなみにクレンジングとして紹介していますが、本当は洗顔料です。
だけどクレンジング機能もしっかり果たしているのでクレンジングとしておすすめしています。
参考記事 【花綸肌潤(かりんきりん)】口コミで人気拡大中のジェル洗顔について
洗顔料としておすすめのクレイ洗顔は、水分や油分で調整していないと皮脂を取り過ぎてしまうので、調整されたものを選びましょう。
中でも水分多めのタイプがおすすめで、毛穴汚れを取り除きながら肌の潤いも守ってくれます。
その中でも@コスメで口コミ1位の【泥練洗顔】はクレイと水分のバランスがベストでおすすめです。
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毛穴のざらつきが気になる時はクレイパックとしても使えるところがインナードライ肌には嬉しいポイントです。
朝使うとテカリにくくなり、化粧直しの回数も減ったのでおすすめです。
参考記事 【泥練洗顔】で鼻のテカリを防止出来た!実際に使ってみた感想
優しい成分のクレンジングや洗顔で肌の表面を守ることが出来れば、化粧水が沁みる事もなく、保湿成分で炎症が悪化すると言った肌トラブルも起きません。
だからこそ、スキンケアの基本となるクレンジングと洗顔を正しく行わなければ、高い化粧水も水の泡となってしまいます。
化粧水の前に手のひらをお湯で温めておこう!
化粧水の前には手のひらをお湯で温めておくと肌への浸透力があがります。
このひと手間が保湿ケアではとっても重要で、せっかく良い化粧水を使うのであれば面倒くさがらずに実践しましょう。
またお風呂上がりは血行が良くなり肌が柔らかくなっている状態なので、より保湿効果が実感しやすくなります。
シャワーのみの場合や朝のスキンケアでは、スチームを当てたり蒸しタオルを顔に当てると効果的です。
保湿効果が認められた【ライスパワーNo.11】化粧品がインナードライ肌にベスト!

保湿効果が唯一認められた成分【ライスパワーNo.11】は肌内部で水分を保持し、さらにセラミドの産生を助けます。
保湿成分で一番優秀なものと言えばセラミドですが、セラミドは肌表面の水分を保持して潤いを逃さないタイプの保湿成分です。
なので肌内部がカラカラのインナードライ肌の場合、セラミドでは浸透力が物足りないんです。
インナードライ肌におすすめの保湿成分は【ライスパワーNo.11】で、肌の内側で水分を保持する役割があるため保湿効果が厚生労働省に認められていますし、セラミドの産生までも手助けしてくれます。
なので一番効率よく保湿ケアが出来るんですね。
しかし、その分ライスパワーNo.11配合の化粧品はそれなりに良いお値段で、有名なライスフォース化粧品はSKⅡと同じくらいの価格設定です。
ただ、化粧水だけでも保湿効果が得られるので、ライスフォースの化粧水だけを買うのであれば費用を抑えることが出来ます。

スーッと肌になじんで、奥までぐんぐん浸透していくようなライスフォースの化粧水♪
参考記事 インナードライ肌に1番保湿効果を実感できた『ライスフォース』たったの10日でもち肌に
ライスパワーNo.11化粧品はライスフォース以外に【米肌】がありますが、美容液以外の基礎化粧品は医薬部外品として認められる規定量に達していないため、ライスパワーの肌内部で水分を保持する保湿効果が期待できません。

米肌の化粧水はライスパワーNo.11エキス配合でも、残念ながら規定量に達しておらず、保湿効果が認められていません。
米肌は美容液が医薬部外品ですが、化粧水からライスパワーNo.11を浸透させることが1番大切なので、ライスフォースの方がインナードライ肌にベストな化粧品です。
油分多めの乳液やクリームは付け過ぎないようにしよう
乾燥する季節になると、ついつい乳液やクリームを多めに塗ってしまいますよね。
だけど乳液とクリームはあくまで蓋の役割なので、付け過ぎても自らの肌が潤うわけではありません。
むしろ肌の油分過多で肌が炎症を起こしやすくなり、結果、乾燥しやすくなってしまいます。
乾燥する冬でも自分の肌力を信じて、油分多めの乳液やクリームを使う時は規定量を守るようにしましょう。
インナードライ肌にならないようしっかり保湿して、いつまでも若々しい肌でいよう♪

インナードライ肌に気づいたら出来るだけ早くケアして、老け顔にならないようにしよう!
インナードライ肌が恐ろしいのは、オイリー肌と勘違いしてしまうことです。
間違ったスキンケアをしてしまえば、皮脂の過剰分泌が治まらないどころか、気づけばシミやシワ、毛穴のトラブル悪化やくすみなどが目立つようになってしまいます。
老け顔に繋がる肌トラブルを沢山抱えてしまうとスキンケアも追いつかなくなってしまいます。
インナードライ肌は出来るだけ早くケアし、いつまでも若々しい肌を保つようにしましょう。