敏感肌の方でも使えるような肌に優しい日焼け止めって何故か白浮きしやすいものが多いんですよね。
白浮きすると顔色が悪そうに見えてしまったり、写真を取ると明らかに可笑しな肌色になってて恥ずかしい思いをしてしまいます。
なぜ肌に優しいものを選ぶと白浮きする日焼け止めばかりなのでしょうか?
そして肌に優しくても白浮きしない日焼け止めはないのか、このページで紹介して行きたいと思います。
肌に優しい日焼け止めを塗ると白浮きしてしまう理由
日焼け止めには「紫外線吸収剤」を使用しているものと、「紫外線散乱剤」を使っているものの2種類があります。
従来の日焼け止めや肌への優しさにこだわっていない日焼け止めの場合は「紫外線吸収剤」を使用していることが多かったのです。
しかし、この紫外線吸収剤は肌に負担が大きく、肌をくすませたり乾燥させてしまうものでした。
なので肌に優しい日焼け止めはこの紫外線吸収剤ではなく、鉱物(ミネラル)による「紫外線散乱型」を使うようになったのです。
ですがこの紫外線散乱剤というのは真っ白な粉なので、紫外線散乱剤だけでSPFやPAを上げようとすると白浮きしたり、使用感の悪さを感じるものもあります。
つまり肌に優しい日焼け止めはこの紫外線散乱剤を使用しているため白浮きしやすかったんです。
しかし、ドラッグストアなどの日焼け止めはこの紫外線散乱剤をナノ化しているので白浮きしませんし、ナノレベルまで紫外線散乱剤を細かくすると使用感もよくなります。
ですがナノ化することで結局肌に紫外線散乱剤が吸収されやすくなってしまうので使用感はよくなったけれど結局また肌に負担が掛かってしまうとも言われています。
本当に肌に優しい日焼け止めはナノ化せずに他の成分と組み合わせたり、紫外線散乱剤をアミノ酸などでコーティングして白浮きしない日焼け止めを作りだしています。
なので、肌に優しい日焼け止めを探すのであれば紫外線散乱剤をナノ化せず、他の成分で白浮きしないように工夫されている日焼け止めを選ぶことをおすすめします。
敏感肌も使える肌に優しくて白浮きしない日焼け止めランキング
上記で白浮きしない肌に優しい日焼け止めの選び方を紹介しましたが、他の成分を見てもイマイチ良く分からないと思います。
そこで、当サイトや口コミなどで白浮きしない!と言われている肌に優しい成分構成の日焼け止めを4つ紹介します。
1位:HANAオーガニックのウェアルーUV(SPF30/PA++)
HANAオーガニックのウェアルーUVは天然100%、オーガニック98.5%という自然派の日焼け止めです。
肌に優しいのに白浮きしないと評判でMYLOHAS乳液部門大賞受賞、@コスメランキング1位の実績を得ています。
さらに石鹸で落とす事も出来るのでクレンジングで肌が荒れやすい人にもおすすめです。
炎天下の中の野外活動や海などの日焼けをしやすい場所では紫外線カット効果が少し物足りないのですが、日常使いであれば問題ないSPF・PA数値です。

※左がウェアルーUVを塗った状態
ウェアルーUVを塗ると色ムラが解消され肌がワントーン明るくなります。
光で色を出すため、肌色を選ばずどなたでも綺麗な明るい肌になるオーガニックコスメです。
また使い心地がよく、すっぴんと変わらないようなサラッとした自然な使い心地にうっとりしてしまいます。
付け心地が軽いからか化粧崩れもしにくく、かなりおススメです。
詳細はこちらHANAオーガニックのウェアルーUV
ウェアルーUV付きのHANAオーガニック化粧品のトライアルセットもあります。
1週間分ですが1480円(送料無料)で、ピュアリクレイ(洗顔)、フローラルドロップ(化粧水)、ムーンナイトミルク(乳液)も試すことが出来るのでお得です。
詳細はこちらHANAオーガニック1週間トライアルセット
2位:アルマード・オーディUVミルクN(SPF50+/PA++++)
卵殻膜を使った化粧品として人気のアルマードの日焼け止めは美容液仕様ということで使い心地が軽くて嬉しい日焼け止めです。
ただしPA値やSPF値が高いため、毎日使い続けると白いカスが残ることがあったので、強い紫外線を浴びる予定がある時に使った方がいいのかな、と感じました。

サラッとしたテクスチャ―で肌なじみ◎

塗った直後はもちろん、1日中白浮きせずに過ごすことが出来ます。
紫外線吸収剤フリーで、色味も一切ついていない日焼け止めなのにまったく白浮きしないので驚きました。
しかもサラッとした使い心地で日焼け止めを塗っていることを忘れてしまうほど軽いんです。
SPF50+/PA++++という高性能ながらこの使い心地は凄いと思います。
写真を見ていただけると分かる通り、まったく白浮きしていません。
ただ毎日使うと白いカスが残るようになったので、普段使いには向いていないかな、と感じました。
しかしアルマードの日焼け止めは美容液仕様ということで美容液成分も配合されています。
紫外線を浴びた後の肌に必要な成分(ヒナギク花エキス、オウゴン根エキス、カンゾウ根エキス、ナツメ果実エキス、酸桿菌/セイヨウナシ果汁発酵液、ビフィズス菌培養溶解質)を配合しています。
更に人気の美容成分、加水分解コラーゲン、ヒアルロン酸Na、セラミドNP、グリチルリチン酸2Kも配合されています。
紫外線対策をしながら美容に良い栄養成分も補えるなんて理想的なアイテムですね♪

美容液の様にすこしトロッとしている日焼け止めです。
お値段は4,860 円(税込)/内容量50mlなので日焼け止めとしてはお高く感じますが、美容液としての機能を果たすことを考えれば美容液として安いんじゃないでしょうか。
屋外レジャーやスポーツが好きな人におすすめです。
詳細はこちらアルマード・オーディUVミルクN
3位:シークワーサーブライトニングUVヴェール(SPF50/PA++++)
厳しい基準をクリアしないとならないオーガニック認証のひとつ「エコサート認証」を取得済みのRUHAKU(琉白)のUVクリームは100%オーガニックにしてSPF50+PA++++を実現しました。
もともと3年前に作ろうと考えていたそうですが、3年前の技術ではSPF値が8にしか出来ず、見送ったそう。
その後も何度か交渉したものの、SPF30にはなったけれど顔が真っ白になってしまうほどの重たい使い心地になってしまったりと失敗を繰り返していた琉白さん。
しかし、200回以上の試作を繰り返し、ようやくたどり着いたのがこの「シークワーサーUVヴェール」です!
汗水に強く、日中崩れることなく、SPF50でPA++++なのに100%オーガニックのUVが完成したのです!
手の甲に半分だけ塗ってみました。
見事に肌の色になじみ、白浮きしていません。
しかも驚くことにサラサラとした使い心地で伸びも良く、みずみずしい日焼け止めでした。
その理由は、一般的なオーガニックUVに採用されている酸化亜鉛の場合、高いSPF値を出すためには大量に配合しなければならなかったのですが、琉白は多孔質な酸化亜鉛を開発中に発見し、そのおかげで軽い付け心地なのに高いSPF値を出すことが出来たそうです。
また、汗水に強く崩れにくいのも特徴です。
この動画すごいですよね!水を見事にはじいています。
植物オイルなどの油用性成分で水溶性成分をコーティングしているため水をはじいてくれるそうです。
しかし外側がオイルだと皮脂崩れや重たさが出てしまうため、皮脂吸着率の高いミネラル成分を配合したことで皮脂にも強い崩れにくい処方になった。
さらにこのUVクリームは、日焼け止め独特な香りではなくシークワーサーの香りがします。
日焼け止めが特に必要になる夏場、この爽やかな香りは人に好印象を与えること間違いなしです。
全身用:月桃UVボディヴェール
FTC UVパーフェクトクリーム プレミアム(SPF50/PA+++)
美のカリスマである君島十和子さんが実際に自身の肌で試しながら作られているFTC UVパーフェクトクリーム プレミアムも肌に優しいながらにして白浮きしません。
徹底した「洗顔」「保湿」「UVケア」+「美白」をコンセプトに作っており、みずみずしく潤いに満ちた透明感ある、君島十和子が理想とする素肌へ導きます。お肌の奥に潤いを留めて逃さない3種のヒアルロン酸を追加配合し、べたつかず、白浮きしないさらっとしたテクスチャーとみずみずしい潤い感を得られます。
汗や水に強いロングラスティング処方でありながら、石鹸で落とせるのもポイントで、ボディ用と顔用があります。
※ボディ用はPA++++と強力な数値です。
女優さんも実践!メイクアップアーティストから教わる日焼け止めの正しい塗り方
あなたは日焼け止めを使う時、どのくらいの量を取って、どこを重点的に塗り込んでいますか?
実は多くの方が日焼け止めに記載されているSPF値を発揮できない少ない量を使っていて、さらに塗らない方がいい箇所に日焼け止めを重ね塗りしてしまっているんです。
今回、ナチュラルコスメプロデューサー・小松和子さんが教えている日焼け止めの正しい塗り方を伝授してもらったので、紹介したいと思います。
- 手の上に500円玉の量の半分を取る
- 頬や額などの面がひろいところから伸ばすように塗りこんでいく
- しわや小鼻は薄くのばす
- 残り半分を手のひらになじませて、トントントンと広い部分を中心に肌に押し込むようになじませていく
※毛穴を埋めていくイメージ - しわや毛穴のある部分はあまり塗りこまず、綿棒などでふき取ると悪目立ちを抑えることができる
- ナチュラルメイクが好きな人はその後パウダーつけるだけでOK
日焼け止めに記載されたSPF値を発揮するには、顔の場合500円玉硬化の量(0.8ml)が必要だったんです。

使用した日焼け止めはシークワーサーブライトニングUVヴェールです。
多くの方はこれの4分の1の量しか手に取らないそうなので、SPF値が50でも、4分の1しか使わなければSPF12.5くらいの効果になってしまうということなんです。
なのでSPF値が少ないものでも日常使いでは十分と言われていますが、SPF値をしっかり出すためにその分しっかりと量を塗り込まなければなりません。
出来るだけSPF値の高いものを選び、季節やお出かけ先・外出時間によって塗る量を調整していくことをおススメします。
日焼け止めのSPFとPAは何を意味するの?
SPFは日焼をどのくらい遅らせる事が出来るのかという目安です。
1SPFで大体20~25分日焼けを遅らせる事が出来ます。
SPF25とかSPF50の日焼け止めがよく店頭に並んでいると思いますが、SPF25であれば10時間程、SPF50であれば16時間以上の効果があると言われています。
なのでこまめに塗り直せることが出来るのであれば、SPFは低めでも問題ないと言えそうです。
PAはどれくらいの野外活動に適しているかを数値で表したものです。
PA+ ごく軽い野外活動
PA++ 一般的な野外活動。通勤、通学、直射日光が当たらない環境での活動。
PA+++ 本格的な野外活動。キャンプや山登り、屋外競技場やスポーツ観戦。
PA++++ 最近出来た数値。防御効果が非常に高い。
日に焼けたくないという方はSPFの高さを気にするよりもPAの数値を参考にした方がいいんですね。